ビットコインの利益は課税対象です!「雑所得として区分」と国税庁が税務上の見解が掲載されたので意味を考えてみる
- 投稿日: 2017/09/06
- 更新日: 2018/09/07
ビットコイン、もっていますか?
私も、以前は少し持っていたのですが価格が安定しないのであまり手を出していないのですが、少し気になっていたことがありました。
それは、仮想通貨で得た利益は課税対象か否か。今日は皆さんも気になっていたと思われる、仮想通貨で得た損益に税金はかかるのか?という疑問が少し明確になる時がやってきましたというお話です。
国税庁が見解を掲載!
今まで、国税庁では「ビットコインで得た損益」については明確な区分を掲載していませんでした。以前は、ビットコインは支払いで使用するものという分け方だったため、税の部分は関与していなかったのかもしれませんが、今は「ビットコイン投資」や「仮想通貨投資」でFXや株投資の方も仮想通貨で投資をしている時代になりました。事実、ゆるやかに上昇を続けていたビットコインは、今年に入ってから1ビットコインあたり10万円ほどだったものが50万円ほどに上がり、それを売買する事によって利益を上げる「投資の一種」になってしまいました。仮想通貨にレバレッジを設けて、仮想通貨を仮想で売り買いする時代なのです。(全部実態がないものみたいで、変な感じですね)
さらに、一日の値動きも激しく、色々な仮想通貨が出回っている事で「今は買えば儲かる!」とか「2017年中に1ビットコイン100万円になる!」なんてサイトはいくつもあります。
一番追いついていなかった、「税金」に関する事ですが、ついに国税庁のQ&Aであるタックスアンサーにビットコインについての見解が書かれていました。
No.1524 ビットコインを使用することにより利益が生じた場合の課税関係|所得税|国税庁
ではビットコインの使用とは?税額は?
この見解では「ビットコインは、物品の購入等に使用できるものですが、このビットコインを使用することで生じた利益は、所得税の課税対象となります。」と書かれています。
では、ビットコインを使用することにより利益が生じた場合とは何でしょうか。この時の「使用」とはどんな事を指すのでしょうか?一見すると、使用ってお店で使った時?と思いましたが、色々調べていくと、下記全てが使用にあたるようでした。
- ビットコインを利用したショッピング(物はもちろん他の仮想通貨売買も)
- ビットコインの売買や円への換金
本当に全部やんけ?!という感じです。
確かに、当然これによって莫大な利益・副業として20万円以上の収益になっているは沢山いると思うので課税されるのは予測できましたが、今後どうやって申告漏れを防いでいくかということが課題かなと思います。なにせ、ネット上での取引なので履歴は残りますが全部追うのは相当大変な事ですからね。
では、ビットコインで得た損益が課税されるとしても、税額はどうなるのでしょうか。「雑所得である」との見解ですが、雑所得とは「利子・配当・不動産等の所得、事業所得、給与所得などのいずれの所得でもない、その他所得」の事を指します。個人年金・印税や講演料もこれに該当します。
雑所得の場合は、通常の所得等と同じで総合課税になるので、100万円利益でたからいくら!という計算は出来ません。ただし、雑所得が20万円以下の場合は確定申告不要で住民税の申告の際には必要になるので、どちらにせよドンドンと税金は取られていきます。
ネットでは「ビットコインの利益に税金をかけない方法」などの抜け道?も色々あるようですが、申告は普通にしたほうがいいと思います。普通にバレたら面倒くさそうです@@;
他の通貨はどうなる?全て明記するのか?
ここで気になったのは「ビットコイン」って明記されているけど、「ビットコイン意外の通貨は?」という疑問です。別に子供のように駄々をこねる気もないので「全部の通貨でしょ」と思いますが、今後色々な価値をもった通貨が生まれていく中で、その全てを網羅する事は困難だと思います。
いっその事「仮想通貨」にしてほしいと思うのは私だけでしょうか?
まとめ
今日は、ビットコインの使用で得た利益が「税法上、どの区分になるか」を明記したというニュース的な内容をまとめてみました。
こんな感じだったら、高校生の時に商業科にでも行けばよかったなと反省する私です(笑)
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