元旅行会社社員が語る!今からでも遅くない!オーバーブッキング時に対象者にならないために出来ること。
- 投稿日: 2017/04/20
- 更新日: 2018/09/01
少し久し振りになりました!
こんにちは、春は眠気MAXのカワウソです。
さて、今日は前回「オーバーブッキングはなんで起こるのか?」ということを書かせていただきました。
今回は、前回の続きで「オーバーブッキングの仕組みはわかったぞ、でも、自分が対象者になったら困るんですけど!」となって恐怖を抱えているそこのあなたへ、GW前で今からでも出来るオーバーブッキングの対象者になることを避けるために出来ることを考えてみたいと思います。
よろしければお付き合いくださいませ!
オーバーブッキングの対象者はどうやって選ばれる?
オーバーブッキングとは、前回記述したように「乗せられる乗客」に対して「乗りたい乗客」が多くなってしまい、誰かがその対象便に乗れないということです。
その際、明確な理由や選び方は公表されていないようですが、一般的にはこれらを重視しているであろうと思われています。
- チェックイン時間
- 座席指定の有無
- 子連れの乗客かどうか
- 購入した航空券の価格・クラス
と言われています。
詳しくは下記で説明していきますが、個人的には過去に予約をキャンセルしたことがあるかも考慮されるかなと思います。
自分が航空会社だったら、どんな人が乗らなそうか、乗せなくても次の便に変更してくれそうかを考えますか?
私なら、上記に加えて「過去に予約したにも関わらず、空港に現れなかったり、払い戻しなしにキャンセルをしたりした人」は、同じことがまた起こるのでは?と警戒して乗らなそうな人リストに入る可能性があるのでは?と思います。
「子連れかどうか」や「購入した航空券の価格やクラス」は仕方がないことなので、やはり一番はチェックインの時刻が関係しているのかなーと思います。
それでは、オーバーブッキングが起きやすい方面や航空会社はあるのでしょうか?
オーバーブッキングの多い航空会社・少ない航空会社はあるのか?
調べてみると、
- JALよりもANAの方が起きている(らしい)
- アメリカ系の航空会社はオーバーブッキング率が高い
- 前日に飛行機が欠航した場合は要注意
- 人がたくさん動く年末年始・GW・盆暮れ等は起こりにくい(実際人数を確認しているよう)
ということみたいです。
ANA系列の方がオーバーブッキングが起こっているのは意外でした。
スターフライヤーやAIRDO等は全てANA系列なので、起こりやすいと言えます。
東京から関空や北九州を結んでいるスターフライヤーが1位というのは意外ですが、ビジネスの旅客が多く、出発時間が特殊なのである意味納得です。
また、JALやデルタが属しているワンワールドよりも、ANAやユナイテッドが属しているスターアライアンスの方がオーバーブッキング率が高いようなのでこだわりがない方は、こうゆう理由で航空会社を選んでもいいかもしれませんね。
出発前にやっておくべきこと
それでは、実際に私たちが出来ることをみていきましょう!
いざという時に、きちんと対策をとっておけば安心です!
事前に座席指定をする
パックツアー等の場合は、わざわざ追加代金をかけて指定する必要があるかは平日か休日出発か、繁忙期か閑散期か等にもよりますが、私はしていません。
ただ、心配な場合やプレゼント旅行、子供連れの場合等はしておいた方が無難です。
事前に座席を指定することにより、「乗りますよ!」という意思表示にもなりますし、最近の航空会社はLCC意外でも事前座席指定料金がかかる場合がありますので、お金をかけた人よりもかかっていない人が対象者に選ばれる可能性は高いといえます。
Webチェックインをする
航空会社のサイトで購入した航空券も、旅行会社でツアーとして申し込んだ場合も、最終の日程表や予約番号、Eチケットの送付等で、航空会社のホームページから自分の予約を確認することができます。
また、72時間前〜24時間前くらいまでにどの航空会社でもWebチェックインが開始されます。
事前の座席指定をしていない場合は、チェックイン時から座席指定が出来るので、私もチェックイン開始時刻を確認して、パソコンの前で毎度待ちわびています。
Webチェックインは自分の名前と予約番号を入れることによって簡単に出来るので旅行会社にいるときもみなさんへおすすめしていました。
これをしておくと、搭乗券がプリントアウト出来るようになるので、空港に行った際にチェックインの必要がなくなり(荷物を預ける人はその紙を持ってカウンターへ行けばいいです)荷物さえ預けてしまえば保安検査場・出国審査へと進むことができます。
今はスマホでも出来るのでマストでやっておくべきと思います。
遅延補償がある海外旅行保険を検討する
海外旅行保険の中には、オプションで航空機の遅延補償がある保険があります。
代表的なAIU保険
でみてみると、「航空機遅延費用」というものに該当してくるかもしれません。
保険金を支払える場合の概要に「航空運送事業者の搭乗予約受付業務の不備による搭乗不能」と書かれているので、これが当たるかどうかという判断は適時AIU側との話になるかとは思いますが、事前に聞いてみるのがいいかもしれません。
出発後(当日空港到着後)から出来ること
空港には早めに着いて保安検査場を通過する
空港で、荷物を預ける際に「本日は満席となっておりますので〜」と言われることがよくあります。
この場合はオーバーブッキングが発生する可能性がある要注意日なので、早めに保安検査場を突破して出国審査を終えて案内された時間には確実に搭乗口にいられるようにしましょう。
余裕ブッこいていていいのは、ビジネスクラスやファーストクラス、上級マイレージカード会員、普通運賃のエコノミークラスくらいなものです。
ツアーは格安航空券、割引運賃の方は出来るだけ早く行動することを心がけます。
油断しやすい帰国便
帰国便ではWebチェックインや座席指定も忘れがちです。
私は、ホテルのwifiを利用してスマホでWebチェックインをするようにしています。
意外と見落としがちなのは帰国便だと思っています。お客さんの中でも「帰国便でオーバーブッキングにあった!」という話は比較的多いと思います。
ツアー等で現地係員がいたとしても、事前にチェックインまではしてくれませんので「自分のことは自分で」という意識が大切です。
近年は、航空会社も定員数ギリギリの小さめな飛行機に変わってきていることもあり、少しでも気をぬくとオーバーブッキングに合うことも多いと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私は、まだオーバーブッキングのボランティアになったことはないのですが、次機会があったらちょっとやってみたい気もします。
とはいえ、やっぱり予定が狂うのは困るので、みなさんも少しでもリスクを減らして楽しい旅行ができますようにー!
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