【追記情報あり】てるみくらぶ経営破綻→粉飾決算もしてた!てるみくらぶ内定者50名はどうする?
- 投稿日: 2017/03/30
- 更新日: 2018/09/01

こんにちは!
そろそろ3月も終わりですね、4月から新生活スタートの方も多いのではないでしょうか?
さて、今日も元旅行会社社員のカワウソ顔のアラサー女子が「てるみくらぶ経営破綻」を風化させないようブログ書いていきたいと思います!
今日のてるみくらぶ関連ニュース:
追記!【最新ニュース】日本旅行業協会、「てるみくらぶ」内定取消の学生と旅行業界とのマッチングセミナーを4月8日実施
つい先ほど出たニュースですが、てるみくらぶも加入していた日本旅行業協会で、内定取消された学生のマッチングセミナーをするとニュースがありました!
日本旅行業協会のホームページに詳細PDFがありました!
私が同じ立場だったら、間違いなくこれに参加します。
もう過去のことを引きずっても仕方ないです!
むしろ、よりいい会社との出会いにできる限りの準備をして「採用したい」と思わせた方が得です!
おそらくですが、自分が「倒産した会社の被害者」でいるうちはいい会社にも出会えませんし、他の会社の良い面なんて見えてこないのではと思います。
このチャンスを生かして頑張ってくださいね!
【ニュース1】てるみくらぶが粉飾決算!2014年9月にはすでに赤字だった?

やっぱりなという話が出てきました。
やっぱり粉飾してましたね。
粉飾決算とは会社が不正な会計処理を行い、実際とは異なる決算書類を作成することを言います。 粉飾決算の多くは、売上高や利益が実際よりも多いように見せかけるために行われます。
てるみくらぶの場合には、2014年9月には既に赤字になってきたにも関わらず、航空券の仕入れや業務経費を少なく見せかけて決算書では黒字に見せかけていたようです。
しーかーも、
最後の決算となった2016年9月期には、決算書のうえでは1億1000万円の営業黒字となっていますが、実際には15億円以上の赤字に陥っていたとみられます。さらに、関係者によりますと、融資を受ける銀行や旅行業の更新登録をする観光庁など、提出先によって内容の異なる複数の決算書を作成していたということです。(テレ朝ニュースより)
これって、故意じゃないの?ってやっぱり思いますよね。
だって決算書を操作してまで、自分の身を守るためだけに動いてたってことですよ?
だとしたら、やっぱり申し込んでくれた旅行者であるお客さんのこと、何も考えてなかったんだと思うんです。
会社のため、社員のためって言うんでしょうが、その無理したしわ寄せが全部会社内の社員にいってたんだろうなっていう想像は簡単にできます。
本当に、てるみくらぶに関わった全ての従業員の方は大変だったろうなと思います。
粉飾決算していても破産手続きはできるのか?
私が一番気になったこと。それは粉飾決算していても、破産申請はできるの?破産できてしまうの?という点です。
調べてみたら、結構多いみたいですねー。倒産した会社が実は粉飾決算をしていたというケース。
素人目から見たら、犯罪だーーー!!よって破産もできない!と思いがちだし、もちろん私もそう思います。
しかしながら、破産手続きというのはあくまでも、その会社の財産を現金化して債権者へ分配することを指すので、粉飾決算へのペナルティを課す事はないんだそうです。
それに、てるみくらぶの場合は本来は赤字なのに黒字にしてたという事なので、赤字なのに消費税や法人税を納めていた事になりますよね。
修正申告すれば、この分の還付金も債権者への分配に当てられるそうです。(きっと税金とか従業員の健康保険料とかで消えちゃうんでしょうね・・・)
よって、粉飾決算したとしても破産手続きはできるです。
そこまで計算して今までやってきたんだとしたら、あざといなーって思ってなんか悔しいっ。
【ニュース2】日本旅行業協会(JATA)へ旅行代金の弁済申請の件数が2万6000件超える
今日、最新の数字だと2万6000件を超えたそうです。
きっと、旅行から帰ってきた人や、会見から今までショックで寝込んでた人とか、色々方法はないか模索していた人も申請を出し始めているんだろうなと思います。
そもそも「友達にお願いしていた旅行が実はてるみくらぶだった!」っていう人もたくさんいると思うので、これからも申請は増える気がします。
人数ではなく件数であることを忘れてはならない
ちなみに、この2万6000件というのは人数じゃないです。
1人旅5万円の韓国でも1件、10人のハワイウェディング200万円でも1件としてカウントされています。
1申請を1件として扱っているので多少の誤差はあったとしても、今回どれくらいの方が被害にあっているかがわかりますよね。
そして、まだ増える事でしょう。
日本旅行業協会も相当慌ただしく、電話が繋がりにくくなっているようです。
きっと「こんな場合は申請が必要ですか?」とか質問を色々されてから、申請に移る方が多いのではないかと思います。
それはそうですよね、私も仕組みは知っていても運良く弁済制度を使った事はないので、いざ申請しろと言われれば結構ビビります。
それに、パンフレットや証拠になる請求書やら明細やらを取っておかないといけないのに、今はてるみくらぶのマイページも見れなくなってしまっているようですし。。。
きっと、てるみくらぶというドメイン配下全てを破産手続き案内のページへ転送してしまってるんでしょうね。。。ひどい。。。
そんな方は、ひとまず過去メールを見直しててるみくらぶからのメールを保護して消えないようにしておいてください!今持てる唯一の証拠です!
【ニュース3】てるみくらぶへ就職予定の内定者50名もいた
なんか、裏があるとしか思えない数字が出てきました。
今年の内定者が50人。。。そもそも旅行会社はそんなに多くの新卒者を入れません。
ネット販売を中心にしている大手のDeNAトラベルでも新卒で入るのは毎年10名程度みたいです。
大量に新卒を入れる場合はJTBやKNT、HIS、日本旅行など全国に支店を多く持ちカウンター業務が多いです。
特に、旅行業界は結構な確率で中途採用が多いです。そして、旅行業界に就職した人は長い事旅行業界で勤めている方が多いです。
給与も他業種に比べては低いですが、根本的に旅行好きが集まっているせいだと思います。
だからこそ本当に驚きました。本当に希望に溢れていただろうに、気の毒だと思います。
「アディーレ法律事務所」「JSS」「JALF」が無試験で採用を表明
そんな採用取消の内定者のために、アディーレ法律事務所(法律事務所)、JSS(警備会社)、JALF(宿泊施設活性化機構)が無試験で採用するというニュースもありました。
とっても関心な出来事ですが、ネットでは「どれもブラックじゃん」とか「法律事務所って、できる事ないじゃん」とか騒がれています。
正直、まだ社会にも出ていない内定者には判断のできない事かもしれませんが「もう引っ越しもしちゃったし、正社員にならなきゃ」というくらいだったらやめたほうがいいんじゃない?というのが私個人の見解です。
自分が同じ立場だったら。。。
私が同じ立場だったら、旅行業界以外では社員になりません。
初めて社会人になるなら、余計に「自分のやりたい業界」を優先して就活をしてきたはずです。たとえ給料が安くても、激務だとしても「旅行に携わりたい」と思えるから内定を取るまで頑張ったんだから、それが実現するまではバイトだとしても旅行関係の仕事を探して仕事するか、バイトせ生計をたてつつ第二新卒や中途採用枠で契約社員からでも実務を積める旅行会社を探します。
家庭の事情や、止むを得ない事情がない限りは、自分のしたい事を追いかけてほしいなーと、アラサーの私は思います。応援しています!
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